PEGASUS PH X

PEGASUSU PHUを最近のアンノーンルール、係数6のパターンや、Fルール等のナイフエッジ系
ルールに対応、直進性向上を考え、胴体側面積を大きく、特に後部、水平、垂直尾翼周りを重点的に、
モデルチェンジしました。
機体の癖が少なくなる様に、全体のバランスも考え細部にわたって変更しています。

胴体後部のボリュームを大きくすると、ストールターン
の性能が落ちますが、垂直尾翼下部の形状は、それを
カバーしています。
鋭く正確にターンが出来る様になりました。
上部のドーサルフィンは整流効果で直進性が向上
しました。

外見や塗装デザインも大きく変更しましたが、
内部も色々変更して、すっきりした感じになりました。

リンケージや機体の変更点、注意点等紹介します。
機体の裏面のカラーは視認性の良いイエローに
しました。
自分の使用するサーボのテンプレートを、エンビ板で
製作しておくと、便利です。

テンプレートに合わせ、サインペンで、しるしします。
角穴はリューターとヤスリ等で仕上げます。

ビス穴は、1.8mmドリルで開けます。
ピンバイスを使用すると便利です。

エルロンサーボのコードは150mmの延長コードで
延長します。(JRサーボの場合)
コネクターは抜けど目の処理をします。

各舵のホーンのネジ部に、エポキシ接着剤(30分)
を上下両方に塗り、上下させて中に浸透させて
ホーンのコーン部品で締め付け固定します。

コーン側の台座のワッシャーの穴を3mmより
大きくすると、コーンとの座りが良くなります。

機体のセットには、ホーンチップは含まれていません。
私はベルウッド製の、穴なしのチップを使用して
穴の位置を、ヒンジラインに合わせて開けています。
エルロンホーンの高さは、舵面から25mmです。
ついでに、エレベーターも25mmで、ラダーは
15〜17mmです。
サーボホーンは全舵JRスーパーホーンの一番外側
の穴を使用しています。

主翼のワンタッチロックのボタンは、確実に解除
の位置まで押し込めれるか、確認して下さい。
引っかかる場合は、細い丸やすり等で、穴を大きく
して下さい。
ロック部分にグリスを塗布すると、脱着が容易に
なります。

主翼カンザシの穴がきつい場合は、20mm程度の
パイプにテープを巻き、その上にサンドペーパーを
両面テープで付け、穴側を前後させ、回転させて
微調整します。

逆にゆるい場合は穴の入り口に、瞬間接着剤
を薄く塗り調整します。
胴体のカンザシの穴も同じ要領で調整します。
カーボンカンザシを削って調整はしないで下さい。

エレベーターもエルロンと、同じ要領で、リンケージ
します。

舵は全て良く、一杯まで動かして、接触する部分は
修正して下さい。
ペガサスの舵のヒンジ部分は、通常のヒンジの
構造と異なり、アコーデオンの様な構造になって
います。
やや舵の動きが重いのですが、大きく動かし樹脂が
柔らかくなると問題なく動きます。

ラダーのホーンも、同じ要領で取り付けます。

サーボの取り付け板をカンザシ部分に絡めて
接着し、胴体剛性を上げました。
その為サーボ取り付け部分にゲタを、はかせて
有ります。

サーボ台に、やや剛性不足を感じたので、
3mmベニヤで補強材を作り、瞬間接着剤で
付けました。
サーボコードの当たる部分は、丸やすりで削り
ました。

サーボを付けた所です。

サーボ側のワイヤーの取り付け位置の、外側
をテープします。

ラダーホーンとサーボホーンの直線上に
紙テープを張ります。

ホーンとホーンの直線上に定規を置き、
サインペンで線を引きます。

上からのワイヤーの通り位置を想定して
機体のワイヤー出口位置を、しるしします。
私はラダーワイヤーを、胴体内部でクロスさせて
いないので、ラダーホーンから、穴が遠い位置に
なります。

ワイヤーが通る形を想定して、切り込む長さを
決めます。

線に合わせて切り込みを入れ、薄いヤスリで
仕上げます。

テープをはがすと、こんな感じになります。
当然ラダーなので、左右に穴が開きます。

ワイヤーは先にサーボ側を取り付けます。

次にラダーホーン側を長さを決め、取り付けます。

機体セットに尾輪セットは含まれていません。
尾輪取り付け位置は、写真の位置あたりならば
内部に片木が入っています。

尾輪の取り付いた状態です。

私は車軸にベルウッド製を使用しました。
スパッツ後部下の穴はゴミ抜きです。
この加工をするとゴミが、殆ど溜まりません。

胴体に脚を差し込んで、締め付ける様、加工
がされています。
私はめったに、脚を外さないので、プレートを
外し、通常のワッシャーとネジで付けています。

モーターの取り付け部分の穴は開いていますが、
皿部分の加工はされていません。
自分の取り付ける、皿ネジの頭部分の直径の
ドリルを直接、手で回し加工します。
平らになる様に、少しずつ削って下さい。

スピンナーと機体側の面が平らになる様に
スペーサーを調整して下さい。

ネジやナットを軽量な物に取替えました。

アンプはJETI SPIN 99 PROを使用しています。
アンプの取り付け台は付属されていないので、
写真の様に、加工して取り付けてください。

モーターはHACKER Q80 11Sを使用しています。

水平尾翼のカンザシの前側に2mmベニヤで
ワッシャーを作り、はめ込み、周りに中粘度の
瞬間接着材を付け、ベニヤを固定すると、より
剛性がUPします。
胴体側に、サーボの配線の通る穴を開けます。

エレベータサーボの配線は1000mmの延長
コードで延長します。
コネクターは、抜けど目処理をします。

カナライザーの取り付けは、紙テープをはり、中心線
を引き、位置決めの準備をします。

カナライザーの樹脂製ダウエルを接着して
胴体の角とカナライザーの先端が約60mmに
なる様に胴体のダウエル側の穴を開け、
中心線に合わせて、ネジ側の穴も開けます。

爪付きナットを台座のベニヤ、(セットの物より
大き目にしています)に固定してゴム系接着剤で
接着して中心線に、微調整しながら合わせます。
乾いたら、台座ベニヤの周りに、胴体を逆さま
にして瞬間接着剤を付けます。

カナライザーのネジの投入部分は、紙で筒を
作り接着しています。

内側から見ると、この様になります。

エルロンコードの通る穴を胴体に開けます。

受信機や、スイッチの取り付け状態です。

脱着に便利な様に受信機の電池台を
作りました。
電池を固定して使用している人は受信機の横に
そのまま取り付きます。

この後も調整等を記載します。

舵角等は、PHUと基本同じです。
ホーンの高さは、エルロン、エレベータ共、25mmで、ラダーが17mmです。
3舵、サーボホーンはJRスーパーホーンの一番外側(中心距離20mm)を使います。
舵角は、エルロンが上下11,5mm、エレベーターが上20mm、下22mm、ラダーは上部先端で
28mmです。
重心位置は、キャノピー部、後部角から、キャノピーを外した状態で、40mmです。