つばさ工房小椋氏設計のPEGASUSが、コンポジット化され、リトルべランカから発売されます。
その機体のプロデュースを私が担当しました。元型の製作は小椋氏が担当し、型の仕上げ以降は
タイの XTREME−COMPOSITE 社での製作になります。
試作1号機が完成したので、タイへ行き、機体の出来を確認し、メカの積み込み、飛行テストを
行い、その機体を、日本に持ち帰りました。
機体の出来は良く、細かな修正が数箇所有る程度でした。
タイに到着した次の日、半日でメカ積みを終え(スタッフの手を借りて)、翌日初飛行とハードスケジュール
で、その上、いきなり寒い日本から35度以上のタイでしたが、飛行性能の良さで、無事テストを終え
日本に持ち帰る事が出来ました。
日本でも細かく飛行テストをしましたが、空力面の問題はほとんど無かったのですが、各舵のヒンジ部
可動の重さが重く、気温の低い日本で、倍増しました。この事はメーカーでも知っていて、すでに
対策をしているそうです。テスト機は、ヒンジ部の樹脂をペーパーで削り、動きを良くし対処しました。
量産機と思えない出来栄えで、細やかな
作りやデザイン、飛行性能は、量産機として
世界最高レベルに達していると、思います。
量産型電動専用F3A機はまだまだ種類が
少なく、エンジン機兼用では出せない、構造
が有り、胴体上部の開放は利便性から、外せない
構造です。
テスト機のキャノピー、のロックは左右ロックですが
製品は、安全性を考えキャノピーラッチ式になります。
ハッカーC50 モーター専用ですが、アウターローター
搭載も、今後検討中です。
エレベーターは2サーボ仕様です。
ラダーはワイヤーリンケージ方式です。
胴体補強の胴枠等が入っていて、剛性が
高く、胴体外部の柔らかさは有りません。
主翼は左右分割式で、主翼下のボタンを
押すとロックが解除される、ワンタッチロック
式の主翼取り付けです。
作業に気を取られ、会社の写真を取り忘れ
名刺だけの紹介になりましたが、XTREME社
の社長のアンさんは若き実業家で、タイで
1位2位を争うトップフライヤーです。
大きな工場で若い社員が数十名並んで
作業を、していました。
滞在最終日、タイのF3Aフライヤー仲間の方々
が歓迎してくれて、ディナーに招待してくれ
ました。
右からアンさん、宮本さん、ウオンさん、ソンさん
ポムさん、私です。
タイのF3A事情に詳しく無い私ですが、アンさんと
ソンさんは、良きライバルの様です。
ポムさんは、私が2回目のF3A世界選手権出場
フランス大会から一緒の出場で、20年以上の
付き合いです。同じアジアで交流も深く、仲の良い
選手の一人です。今は選手としては引退されて
いる様ですが、タイのF3A界を開拓した業績は
偉大で、後輩の指導等今も忙しく活躍されている
様です。
ポムさんと宮本さんがシャツを交換したのですが
ポムさんはデカシャツ、宮本さんはチビシャツに
なりました。
招待いただいた、レストランオーナーのウオンさん
です。テスト飛行の飛行場で、一緒に飛行しました。
F3A機でP11を上手に飛行をされていました。
彼もトップフライヤーで、次のF3A機はPEGASUSで
電動機の予定です。
バンコックの一等地のビル街の中、広い敷地で
オアシスの様な外見で、優雅な落ち着いた感じ
のレストランでした。
高級リゾートを意識した作りになっています。
料理、サービスとも、最上級で、上質な時間を
過ごせました。
CURRIES & MORE by Baan Khanitha
タイに着いて何処をどう走ったのか、解らない
私なので、この地図を見ても説明出来ませんが、
解る方が見れば解ると思うので、近くに行った
方は、寄ってあげて下さい。