ブラシレスモーター用、スピードコントロールアンプも、他の電動用パーツと共に進化して
高度なセッティングが出来る用になって来ました。
特にSPINシリーズは、JETI BOXによるプログラムが細かく設定出来ます。しかしその為、内容を
全て把握し、微妙な調整を行う事は簡単では有りません。
そこで、私も完全では有りませんが、使用例としてF3A機の設定を紹介します。
F3A機用のMASTER SPIN 99の設定を中心に
説明します。取り扱い方法等は省略します。取り説
等を参考にして下さい。
SPINシリーズは、SUPIN用のJETI BOXが必要
になります。HACKERのMASTER SPINとJETIの
JETI SPINはJETI BOXで両シリーズ、設定出来
ます。
HACKER A150モーター用のMASTER SPIN220
もブレーキ量、タイミング以外は99と同等の設定
をしています。他のサイズも基本は同じで設定して
います。
SPINシリーズは飛行機とヘリの設定出来、単純な
Auto Setも選択出来ます。Auto Setの場合は、
自分の機体に合わせて6パターンの中から選択
するだけです。
微妙な調整が必要な場合は、MAN SETTING
での設定が必要になります。
JETI BOXを接続すると、そのコントローラーの
タイプが表示されます。
右ボタンを押すと、そのアンプの使用ボルト範囲
が表示されます。
さらに押すと、最大電流値が表示され、その
アンプのデータ−が確認できます。
元に戻し下ボタンを押すと、セッティングの項目
になりMAN SETTINGが表示されます。
右ボタンでAuto Setになります。
Auto Set選択の場合は、下ボタンで、Acro Inrunner、
Acro Outrunner、Glider Inrunner、Gilder Outrunner、
Heli Constant RPM、Heli Constant RPM 3D、の
何れかを選択します。
左ボタンを押すとMEASUREで、飛行後に飛行中の
データ−を確認、出来ます。
MAN SETTING戻り、下ボタンを押しセッティングの
項目に移ります。
最初はアンプの最大温度の設定で、アンプが設定
温度に達するとカットオフします。
私は大会中、カットオフが働か無い様、高めに
セットしていますが、通常は100℃以下の方が無難
です。数値は左右ボタンで調整します。この後も同様
の方法で設定します。
次の項目は、Brakeの設定で、Soft、Medium、Hard、
Manual、Off、の選択出来、OffからOperation Modeに
移行し、Heri の設定が可能になります。
ここではManual setting を選択しています。
下ボタンでDead Timeの項目に移ります。
この項目は、モーターオフからブレーキが利き始
める時間で、私は出来る限り早めの数値を、設定
しています。
次は効き始めの、ブレーキ量です。
ソフトに効き始める様にセットしていますが、
最終ブレーキ量の数値で、調整出来る範囲が
左右されます。
最終ブレーキ量で下りの速度を調整します。
機体の性能や、演技の内容、プロペラのサイズ等
で数値を調整します。不自然にならない程度で、
演技のバランスも考え調整します。
次はブレーキの利き始めから、最終ブレーキまでの
時間を設定出来ます。時間を多くかけた方が柔らかく
効き始めますが、演技によっては早く効いた方が
良い場合が有り、演技内容に左右されます。
次はタイミングで、エンジンの点火タイミングの様な
物で、数値が大きい程、早いタイミングになります。
HACKER C50モーターは2極モーターで0〜5度に
なります。HACKER A150−8モーターは20極で
20〜30度なり、22度が適切なタイミングです。
いずれにしても、やや低目のタイミングの方が
扱いやすい様です。
次は周波数の設定で、ほとんどのモーターは
8KHzです。まれに32KHzも有るそうです。
次はACCELERATIONで、スロットルのレスポンス
と言う所で、スローからハイまでの時間の設定です。
時間が多い程、緩やかに立ち上がります。
次はバッテリーの種類です。
当然リチュ−ムポリマーは、Li-Ion/Pol/Feを
選択します。
バッテリーのセル数です。F3A用は10セルなので
10 Li-XXを選択します。
リポ、1セル当たりのカットオフボルトの設定です。
温度同様、大会中カットオフを避ける為、2.8Vに
設定していますが、通常は3.0Vに設定した方が
無難です。
リポ10セルと、カットオフボルト2.8Vを設定すると
自動で27.93Vがカットボルトと表示されます。
次はカットオフの状態を設定します。Hard は直ちに
モーターの回転が下がります。
SLOW DOWN は徐々に下がります。緩やかに
下がるので、気がつかないと言う事が無い様に
注意しましょう。
もしカットオフが働いても、一度最スローにすると
大抵は復帰するので、慌てず直ちに着陸して下さい。
出来れば、カットオフが働かない様に飛行させて
下さい。電池やアンプ等を傷めます。
次はINITIAL POINT の設定です。
Auto でも飛びますが、初動ポイントを認識する為
飛ばす度にずれる可能性が有ります。大会では
致命傷になる恐れが有ります。
なのでFIX を選択します。
次はFIX INITIAL POIN を設定します。
プロポがJRの場合、1.15msで合いますが他社の
場合ずれる可能性が有ります。
スロットルのトラベルアジャストが、ハイ、ロウ100%
で電源をONにしてスローでスタート信号が丁度良く
はいる数値に設定します。
送信機に対しての、最スロー位置の調整です。
次は設定されたEND POINTの信号幅を超えた
場合、フルハイの位置を拡張するか、しないか
なので、しないOFFを選択します。
THROTTLE CURVEはプロポのスロットルカーブ
機能を利用するので、LINEARを選択します。
中速域のカーブが大きく、どちらかにずれた場合
は、対数カーブまたは逆対数カーブを利用するのも
良いと思います。
モーターの回転方向なので、LEFTを
選択します。
TINING MONITORは、スイッチオンにした後
モーターを回さずいると、5秒後に音の回数で
タイミングの数値を知らせてくれる機能で、
必要が無いので、OFFにします。
設定に自信の無い場合は、オートプログラミングAUTO SETを利用して安全に設定して下さい。